レートの見方 – BIDとASK –

1.為替レートは、ビッドとアスクの2つのレートで提示されます。
2.BIDはビッド価格、ASKはアスク価格です。
3.ビッド価格とオファー価格の差はスプレッドと呼ばれます。

FXをやってみようと思ってFXの取引画面を見たことがある人は、「BID」と「ASK」という2つの価格を見て、「なぜ2つの価格があるのだろう」と疑問に思ったことがあるかもしれません。FX取引で2つの価格が表示されるのには、ちゃんとした理由があるのです。

今回は、FXの取引画面で何度も目にする「BID」と「ASK」について解説したいと思いますので、FX取引に欠かせない知識として、しっかり理解しておいてください。

BIDとASKって何?

BIDとASKについて、「USD/JPY」の為替レートを例にして説明します。

結論から言うと、BIDは「トレーダーが売るときの価格」、ASKは「トレーダーが買うときの価格」を表しています。つまり、「トレーダー目線」では、BID=売値、ASK=買値となります。

注意したいのは、BID=買値、ASK=売値となるケースもあるということです。前回の説明では、「トレーダー目線」では、BID=買値、ASK=売値であると説明しました。では、「FX会社の視点」に立ってみるとどうでしょうか。

FX会社は、トレーダーが売りたいものを「買い」、トレーダーが買いたいものを「売り」ますよね?ですから、「FX会社から見た」BIDは買値、ASKは売値ということになります。

しかし、FX会社目線の表記がなされている場合でも混乱せずに「どちらにせよBIDが売るときの値段、ASKは買うときの値段!」と考えるようにすれば問題はありません。

もし余裕があればこの仕組みも理解するようにしましょう。

レートとスプレッドの読み方

スプレッドが表示されているのは、このスプレッドがFX取引の実質的なコストとなるからです。なぜコストなのかは、買い注文が成立した直後に売り注文を出した場合を考えてみるとよくわかります。

例えば、表示価格107.5.3円で購入した場合、販売価格との差額であるマイナス0.3銭でスタートすることになります。

つまり、「107.5.0円」ですぐにドルを売った場合、売値との差である1通貨あたり0.3銭のマイナスでスタートすることになるのです。

スプレッドが0.3銭で1万通貨を取引した場合、30円のコストが発生することになります。したがって、FXではスプレッドは実質的なコストとして扱われます。

どのFX口座を比較するか迷ったときは、「コストが安い口座」を選ぶとよいでしょう!

結論

今回は、FXの取引画面に表示される「BID」と「ASK」の意味と、2つの価格の差である「スプレッド」について学びました。この記事でBIDとASKの意味をしっかり理解した上で、FX取引にチャレンジしてみましょう!

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