FXで取引する際に選択する2カ国の通貨を指します。例えば、「ドル円」を取引する場合、ドルを買い、円を売る。または、ドルを売って円を買うこともできます。
通貨ペアは大きく2つに分類されます
通貨ペアは、メジャー通貨ペアとマイナー通貨ペアの2種類に分けられます。メジャー通貨ペアとは、国内外での取引量が多い身近な通貨ペアのことです。
主要通貨ペアは、さらに「ドル円」「ユーロ円」「ポンド円」「豪ドル円」などの円絡みの通貨ペアに細分化されることがあります。これらの通貨ペアのうち、ドル円以外の通貨ペアを「クロス円(円絡みの通貨ペア)」と呼びます。
次に、これらの「ユーロドル」「ポンド」「豪ドル米ドル」などの通貨ペアを「ドルストレート(ドルが絡む通貨ペア)」と呼びます。
ドル円、クロス円、ドルストレートは、日本や海外で取引されているため、主要な通貨ペアです。
マイナー通貨ペアとは、トルコリラや南アフリカランドなど金利が高いが、市場での取引量が少ないため価格変動が大きく、リスクが高い通貨と、円やドルとの組み合わせです。また、マイナー通貨同士を取引できる業者が少ないため、円やドルとのペアで取引される。
時間帯別通貨ペアの特徴
ドル円とクロス円は東京市場で最も活発な通貨ペアであるため、流動性が高く、この時間帯は頻繁に動きます。ドル円はユーロドルに次いで取引量が多い通貨ペアであり、国内のFX会社ではドル円のスプレッドが狭く、有利な取引が可能です。ドルストレートは、東京時間よりも欧州時間やニューヨーク時間の方が取引量が多くなっています。ユーロドル」「ポンドドル」はこれらの時間帯に取引されることが多い。
推奨通貨ペア
「ドル円」「ユーロドル」は、国内外での取引量が多いため、スプレッドが狭く、流動性が安定しています。また、チャートの性質を利用したテクニカル分析は値動きが比較的安定しているため機能しやすく、各国の経済や政治を扱うファンダメンタルズ分析は新聞やニュースなどで情報を入手しやすいため、取引しやすいと言えます。「ドル円」「ユーロドル」の通貨ペアは、どちらの分析を使っても取引しやすいので、初心者の方におすすめです。
スワップ目的通貨ペア
スワップとは、2国間の金利差による利益のことで、日本円などの低金利通貨と、オーストラリアドル、トルコリラ、南アフリカランドなどの高金利通貨を組み合わせて、スワップを目的とした取引を指します。この通貨ペアは人気が高いため、日本国内でも多くの業者が取り扱っており、充実したサービスを提供しています。