初心者でもわかる!FXの始め方

FXは難しいという先入観から、なかなか取引を始められないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
FXの基本を再確認し、取引を始めるまでのステップを詳しく解説していきましょう。

まずは、FXで儲ける方法の要点をおさらい

FX取引の始め方を説明する前に、大前提となる「どうすればFXで利益を出せるのか」をおさらいしておきましょう。
利益の出し方を理解しないまま取引を始めると、失敗する可能性が高くなります。

例えば、「米ドル/円」の通貨ペアに対して、1米ドル=110円で1万米ドルの買いポジションを建てたとします。これは「110円×1万通貨=110万円」を取引したことになります(※FXでは個人口座で最大25倍までのレバレッジが可能なので、実際の口座内の金額はもっと少なくなります)。

このポジションを1ドル=112円で決済すると、投資した110万円との差額が2万円発生する。これが為替差益(かわせみさえき)と呼ばれるものである。それまで110円で1米ドルが手に入ったのに、2円多い112円が必要になったということは、円の価値が米ドルに対して下がった(円安になった)ことを意味します。つまり、買いポジションを建てたときよりも円安になったタイミングで決済することで、為替差益が得られるのです。

逆に、1米ドル=108円の時にポジションを決済すると、108円×1万通貨=108万円となり、投資した110万円に対して2万円の損失となります。これを為替差損といい、買いポジションを建てた時点から円の価値が上がった(円高になった)タイミングでポジションを決済した場合に発生します。

FXを始めるにあたっては、外国為替市場の変動から利益が生まれる仕組みを最低限理解しておくことが大切です。

外国為替取引を始めるために必要なもの

FX取引を始めるには、まず取引口座を開設する必要があります。口座開設の手続きには、所定の申込書による個人情報の入力のほか、本人確認書類やマイナンバーの提出が必要です。

また、FX取引はオンラインで行われるため、インターネットに接続できる通信環境、所定のスペックを満たす情報通信端末、OS(オペレーティングシステム)なども必要です。しかし、通信環境やスペックの向上により、最近ではスマートフォンにダウンロードした取引用アプリケーションでも本格的な取引ができるようになっています。

FX取引会社の選び方

FXを始める前に、より有利な取引条件を提供し、不明な点があればすぐに対応してくれるFX会社を見つけることが大切です。なぜなら、スワップポイント(通貨間の金利差)やスプレッド(為替手数料に相当)の設定が各社で異なり、取引アプリケーションの使い勝手も異なるからです。

 

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